蒼き星の大きなブナのしずくライアー が完成しました。前編

新しいしずくライアー が生まれました。



蒼き星、この地球の美しい森から生まれ、何百年という時を経て大きく育ったブナの樹から。

(この写真は以前出逢った青森・八甲田の大きなブナの樹。ライアーになったのはこの樹とは別の樹です)

秋にわたしたちはこの大きな樹と出逢い、しずくライアー を作ることを約束しました。



このブナの樹の板に出逢った時、その大きさと、眩しいくらいの光に驚きを隠せませんでした。

このブナの板は、一枚でしずくライアー の形を取ることができるくらい、とてもとても大きく、そしてその板が放つものがまるで意志を持っているかのように感じるほど。

(ソウルサウンドライアーは大抵、少なくとも二枚合わせて作らなければならないほど、大きな樹は今少なくとても貴重になってきています。)

青森の森を愛し、生き物を愛する方から手渡された、託された、ブナ。

途方に暮れるほど長い長い時を経てやってきて遂にわたしたちと対面したこの樹。

いったいどうなるのだろうか、わたしたちの手で産まれさせることはできるのだろうかとわたしはその時思いました。

しかしわたしのパートナーである、職人の彼は違ったようでした。

この樹の放つもの。それをしっかりと受け止めようとしていました。

ブナの板は大きく、厚みもあるため、いつもお世話になっている製材所にお願いして製材していただきました。



板が大きすぎて、製材所の職人さんの頭を悩ませ、何度も試行錯誤しながら、しずくライアー を一枚で取れるように切っていただくことができました。

そうしてわが工房にやってきたブナの木。



美しい杢目。

ブナ特有の黒い渋の筋や、美しい光のような虎模様も見えます。

そして製材されていっそう際立ち放たれる光。

この樹には意志がある。

改めてそう思いました。

『わたしは音になりたい。』

重く大きなブナの樹の板をじっと見つめ、抱き寄せながら、わたしはこの樹から溢れてくるものを感じていました。

まるで女神のような女の人を感じていました。

優しく包み込む、大きな愛。

この樹がライアーになったら、どんな音がするのだろう?と思いを馳せました。


しかし、ブナの樹は扱いが難しいということは少し調べても分かるくらい有名です。


このブナは音になりたいと言っている。いったいどうなるのだろうか?

わたしは未知なる世界に足を踏み入れたように感じました。

できる、できない。良い、悪い。こうである、こうであるべきではない。

それは経験上でのこと。

その世界をさらに広げるにはたったひとつ。

信じて向き合うしかないのです。

そして、この大きなブナの樹のしずくライアー 作りが始まりました。

(つづく)




このブナの樹のしずくライアー をお迎えくださる方を募集いたします。

数量限定、そして今回はライアーワークショップで作るのではなく、職人によるオーダー製作のみとさせていただきます。

この樹とつながる方は、身体の奥のほうからきっとふるえる共鳴を感じると思います。

この樹の音が聴こえたら、ぜひご連絡くださいませ。



蒼き星のおおきなブナのしずくライアー 
オーダー限定品
数量限定
500,000円(税込)

お申し込み、お問い合わせはこちらまで
nonolyre @gmail.com

ご感想、今はまだだけれどいつかライアーを迎えたい、などの夢も教えてください。世界を一緒に広げていきましょう。

皆様とつながれること、楽しみにしております。

お待ちしておりますね。

楽器工房じゆうじん
寺本雄治
てらもとのの

楽器工房じゆうじん

青森県八戸市南郷島守田山
メールアドレス
nonolyre@gmail.com



Nonoの森のしずくノオト

てらもとのの しずくライアの日々の響き、そして日本や世界を旅したあしあと、演奏会やワークショップ情報などを書いています。 青森県八戸市南郷の森に開いた工房、『楽器工房じゆうじん』の楽器職人ゆうじと、地球を救うためにやってきたあかちゃん弦樹(げんき)の3人暮らし。2019年に生まれた日本の木から生まれたしずくライアを筆頭に、2021年には炎、風、と新しいライアが生まれています。

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